Memcached
高パフォーマンスキャッシュやセッションストアとして使用できる、使いやすい分散型インメモリ key-value ストアMemcached とは
Memcached の仕組み
データをディスクや SSD に保存するデータベースとは異なり、Memcached はデータをメモリ内に保持します。Memcached のようなインメモリ key-value ストアでは、ディスクにアクセスする必要がないため、シークタイムの遅延がなく、マイクロ秒単位でデータにアクセスできます。また、Memcached は分散型であるため、新しいノードを追加することにより簡単にスケールアウトできます。さらに Memcached はマルチスレッドであるため、コンピューティング性能を簡単にスケールアップできます。スピード、スケーラビリティ、シンプルな設計、効率的なメモリ管理、一般的な言語のほとんどに対応する API サポートなどの利点により、Memcached は高パフォーマンスで大規模なキャッシングが関係する数多くのユースケースで採用されています。
Memcached の利点
ユースケース
キャッシュ
セッションストア
言語のサポート
Memcached では、以下のような主要なプログラミング言語とプロトコルをサポートしています。
Python
Java
PHP
C/C#/C++
Perl
Go
Ruby
JavaScript
Node.js
ASCII プロトコル
バイナリプロトコル
TCP および UDP プロトコル
Redis とMemcached
Redis と Memcached の 2 つはメモリ内キー値データ保存として最もよく使われます。Memcached はシンプルに、また Redis は幅広いユースケースに対して効果的であるように、豊富な機能をお届けできるように作られています。2 つのエンジンの違いを理解して、どちらのソリューションがご自身のニーズに合うかを決めてください。Redis とMemcached の詳細
AWS での完全マネージド型の Memcached
Amazon は、フルマネージド Memcached サービスである Amazon ElastiCache for Memcached を提供しています。
- クラウド内で Memcached のデプロイメントを簡単に設定、運用、スケールできます。障害が発生したノードは自動的に検出して置き換えられます。
- 高コスト効率で規模の変更が可能なハードウェア容量を利用します。
- 自動検出と一緒に ElasitCache Memcached Cluster Client を使用することにより、ノード管理を簡素化してアプリケーション開発を高速化できます。