AWS Elemental アプライアンスとソフトウェア

動画処理と配信用オンプレミスソリューション

概要

AWS Elemental アプライアンスとソフトウェアソリューションは、データセンター、コロケーションスペース、またはオンプレミス施設に高度な動画処理および配信テクノロジーをもたらします。AWS Elemental アプライアンスとソフトウェアは、オンプレミスで動画アセットをエンコード、パッケージ、配信し、クラウドベースの動画インフラストラクチャとシームレスに接続します。AWS Elemental アプライアンスとソフトウェアは、AWS クラウドメディアソリューションと簡単に統合できるように設計されています。物理的なカメラとルーターのインターフェイス、マネージド型のネットワーク配信、またはネットワーク帯域幅の制約に対応するためにオンプレミスを維持する必要がある動画ワークロードをサポートします。


AWS Elemental Live、Conductor Live、Statmux には、すぐにデプロイできるアプライアンス、またはお使いのハードウェアにインストールできる AWS ライセンス済みソフトウェアの 2 種類があります。AWS Elemental Link は、エンコードして視聴者に配信するためにライブ動画をクラウドに送信する、コンパクトなハードウェアデバイスです。

利点

動画処理と配信ソリューションを、既存のインフラに影響を与えずにどこでも必要なところでデプロイできます。AWS Elemental アプライアンスとソフトウェア製品は多様なオンプレミスとクラウドベースのソリューションと連携して、コンテンツの取り込み、動画の処理、メディアアセットの管理、コンテンツの保護、広告と収益化、コンテンツの配信、機械学習などを実行します。

急速に変化を遂げる動画処理と配信技術、業界標準、新規デバイスに対応できます。新しい動画、音声コーデックなどの新規、更新機能はソフトウェア更新で容易に導入されますので、新しいソフトウェアやハードウェアを購入することなく貴社の動画ソリューションの効率、品質、機能を最高の状態に保てます。

AWS Elemental アプライアンスとソフトウェアは、AWS クラウドからの放送、ネット配信動画を配送、準備、処理、配信する AWS メディアサービスと共に動作するように作られています。その他の AWS サービスとも共に動作しますので、メディアストレージ、コンテンツ配信、機械学習などのメディアワークフローも強化できます。クラウドベースのインフラには、AWS Elemental アプライアンスとソフトウェアはオンプレミスのワークロードをいつでもどこでも必要に応じて配置できますので、AWS にワークロードを効果的に構築して、必要とする技術要件を満たすことができます。

新規技術、実績ある技術の活用で、ライブ動画、オンデマンド動画を放送グレードで配信してください。MPEG-2、AVC、HEVC などの豊富な入出力フォーマット、HLS、Microsoft Smooth Streaming、DASH などのアダプティブビットレートパッケージングフォーマットをサポートしていますので、高品質の動画を多岐にわたるデバイスにわたり、標準解像度から 4K の UHD まで効率的に配信するツールが得られます。 Quality-Defined Variable Bitrate (QVBR、画質定義可変ビットレート) コントロールなどの機能を内蔵していますので、ストレージと帯域幅にかかるコストを抑えながら動画の品質を最大にできます。

高可用性機能内蔵で、ミッションクリティカルなストリームに対する動画インフラの耐障害性を維持します。必要とする冗長度レベルをコントロールしていただきますと、連続した信号の流れと中断のないサービス配信を達成できます。内蔵のアラートとパフォーマンスメトリクスでは包括的で使いやすいステータスモニタリングができ、包括的なレポートでは安定して高パフォーマンスと信頼性を実現するベストプラクティスをサポートします。